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2010年2月19日

Webコンサルティングレポート・コラム no.3

Web版3C分析の『競合調査』の目的と、効果的な方法について
2010年2月19日
Web・EC戦略 コンサルタント 武内 牧


◎このコラムで伝えたいこと
  • 競合調査の目的
  • 競合調査の種類(WEBとリアル両方行う事が重要)
     →今回はWEBの競合調査について紹介します。
  • 競合調査の方法

■Web版3C分析の『競合調査』の必要性と目的

競合調査とは、ライバルとなる会社の商品、サービス、サイトのデザインや機能を調査し、
自社より優れている部分や、特徴的な部分をみつけだすことです。

人は検索エンジンで平均5から8サイトを見て比較すると言われており、つまりユーザーは
商品をインターネット上で購入したり、申し込みや予約をする際、必ず他社競合と自社の
商品、サービスを比較しています。

実際のリアル店舗での比較以上に、Webではお客様はより厳しく比較している、ということが言えます。
その中で勝つためには、競合の良いところを把握し、それを超える必要があります。

そのため、競合のサイト・サービスにおいて、他社の優れている点、参考にするべき点、
優れていない点を比較し、サイト構築におけるコンテンツ、デザイン、商品の見せ方、
集客等のポイント
を抽出することが重要です。

■競合調査の種類

競合調査はWebだけてはなく、もしもリアルの店舗がある場合はWebだけではなく、
リアル(店舗や配送サービス)において行うことも大変重要です。
なぜなら、競合においても、リアルでは実現できているのに、Webでは実現できていない
、ということがあるからです。

店舗の調査を含む、リアルの競合調査については、次回ご紹介します。

■「ジツザイ化」が競合調査の大きなヒントになります

また、競合調査をする場合、事前に「ジツザイ化」を行うと、より精度の高い調査が期待できます。

ジツザイ化とは?

というのも、ジツザイ化調査内で自社だけではなく競合においても、顧客がサイトのどこを見ているのか、
どんな言葉に反応し、どんな時に離脱するのか・・といった、サイト上での行動や気持ちが、
実際に生で比較をし、確認することで明らかになるからです。

その上で、サイトにおける重要なポイント、例えば、この商材は使用時の写真が多いほうがいい、
といったポイントを重点的に比較・調査が可能となります。

■競合調査の方法

<1:比較する項目を洗い出す>
可能ならまずジツザイ化を行い、ユーザーの導線と重視するポイントを明らかにします。
 ※例えば商品を選ぶにあたって、使用するシーンから探せることが重要、など。

競合におけるジツザイ化とは、ジツザイ化したユーザーに課題をだし、自社と競合サイトで
実際に自由に動いてもらうことです。
その際、実際の導線と使いにくい、使いやすい、心を動かされたポイント、話したセリフを
抽出します。

ECサイトの場合は、実際に注文テストまで行い、配送やサポートのサービスまでを
チェックすることがポイントとなります

<2:比較ポイントをカテゴリにまとめる>
「商品の選び方コンテンツがある」「拡大画像は質感までわかるレベル」など、
ジツザイ化調査で明らかになったポイントを、「集客」「サイト設計」「商品説明」・・・
といった大きなカテゴリにまとめます。

■調査ポイントの一例
  【集客】
 ・ どのような集客を行っているのか?(SEO、リスティング、アフィリエイト)
  <サイト設計>
 ・サイトのコンセプトは何か?
 ・デザインの特徴は?
 ・ユーザーに与える印象は?信頼感はあるか?
 ・導線設計はユーザーのことを考えられているか?
  【商品説明】
 ・ユーザーが納得するためのコンテンツがあるか?
 ・商品説明の魅力的な見せ方があるか?
 ・商品の違いがわかりやすいか?
  【サービス】
 ・送料・配送日、返品は? ※ECサイトの場合
 ・どんなサポートがあるか?
 ・会員サービスとは?
 ・他社と比較して魅力的なサービスとは?

<3:比較ポイント毎に採点していく>
各ポイントを縦軸に、各サイトを横軸に設定し、ポイントごとに◎○△×と評価をつけていきます。
この評価には点数が振られており、全て合計すると100点になるように設定します。

最後にサイトごとに合計の点数を算出し、どのサイトが優れ、自分のサイトが
何社中何位かを明確にします。

点数化することで、自社が他社と比べてどの位置にいるのかが明確になります。
また、他社のサイトの良いところ・悪いところも明確になります。

今までは漠然と「A社は有名だし、サイトも綺麗だし参考にしたい」と考えていたのが、
実際はユーザービリティが悪かった・・ということも多々有ります。

■競合調査からわかること

競合調査では、ただ何となくサイトを見ていただけでは気付かなかった、
競合の弱み・強みを知ることができます。

例えば業界内でも顧客にも有名なAというサイトがあります。
その一方で、あまり知られていないBというサイトがあります。

この場合、有名なAというサイトに注目しがちですが、実際はBに多くのヒントが隠れていることがあります。
例えばBのサイトでは、写真の使い方が効果的で、使用しているイメージが沸きやすく、
購入意欲が高まりやすい・・・といった様な場合もあるのです。

ただ、デザインが綺麗だから・・とか有名なサイトだから・・・という視点だけではなく、
常にユーザーの視点に立ち、ユーザーが求めている情報があるか?ということを
念頭に置いて調査することが重要です。


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2010年2月17日

EC構築コンサルティングレポート・コラム no.2

ECサイト構築時におけるASPシステムの選び方
2010年2月17日
Web・EC戦略 コンサルタント 菅原 弘文


◎このコラムで伝えたいこと
  • システムの機能だけではなく戦略、運営の視点を持って選定すること。
  • システム提供元が信頼できる業者か確認すること。

ECサイト構築を行う上で、どのようなポイントを見てASPシステムを選んだら良いのか、
よく分からないという質問をよく頂きます。
そこで、今回はECサイト構築を行う上で重要なASPシステム選定の2つのポイントをご紹介します。

■1.ECサイト構築における戦略・運営の視点を持つ

ECのASPシステムを選定する際には金額や機能を先に考えるのではなく、
まずECサイトを利用して誰に対して何をどのように売っていきたいか、更新は社内で行うのか、
外部のシステムと連携をさせるのかなど戦略・運営の視点から考えて選定することが重要です。

<確認するべきポイント>
1.エンドユーザに最適な決済方法の提供が可能か?

10代、20代の若年層がターゲットであれば、ネットコンビニ払いやコンビニ窓口払いは不可欠であるなど
ユーザによっては利用する決済方法が異なります。
従って、自社のターゲットユーザの特性を理解した上で選択する必要があります。
決済には主に以下の方法があります。

  • クレジットカード決済
  • 銀行振込
  • 郵便振替
  • 代金引換
  • ネットコンビニ
  • コンビニ窓口払い
  • ネットバンク
  • その他(エディ、ペイジー)

ECのASPシステムには、各決済について対応しているもの・していないものもありますので、
今後対応する可能性のある決済方式の有無についても確認しておく必要があります。


2.将来的なカスタマイズが可能か?

ECサイトを運営されているお客様の多くが、将来的に機能を拡張したいと考えています。
後のカスタマイズが可能かどうか必ず確認する必要があります。
ご要望としてよくあるカスタマイズ例については以下のものがあります。

<エンドユーザ向け>
  • 商品の定期購入機能
  • 商品一覧での絞り込み検索機能
  • 商品詳細ページでのレコメンド(おすすめ商品)表示機能

<管理ユーザ向け>
  • 複数ECサイトの一括管理機能
  • 基幹システムとの連携機能
  • 他システムから書き出された商品情報データの自動書き換えアップロード機能

3.デザインの自由度はあるのか?

デザインは、個性的で印象に残るようなものにしたい、
自社ブランドを強く訴求し他社との差別化を強く図りたいなどの場合に非常に重要なポイントです。
デザインについては、以下のポイントについて確認する必要があります。

  • デザインテンプレートの点数について
  • デザインのフルカスタマイズについて

■2.信頼できる業者を選ぶ

多くの企業の担当者様は、機能や金額だけを確認してシステムを選定されているケースが多く、
システムを提供している業者が信頼できるかどうかまで確認することがあまりないようです。
しかし、ASPシステムを提供している業者の多くは、比較的小規模であり、
倒産などによるシステムのサービス利用停止や個人情報の流出というリスクを考え、
信頼できる業者を選定することが重要です。

<確認するべきポイント>
1.会社規模
・資本金や設立年、従業員数について

2.導入実績
・導入実績件数や大手実績の有無について

3.売上げ規模
・導入先ECサイトの売上げ(月商 / 年商)について

4.問合せ対応(電話、メールの両方)
・問合せ対応のスピードや品質について

5.セキュリティ
・プライバシーマークの有無について

■3.まとめ

ECサイト構築において、システムは一度導入したら、簡単には変えることができません。
必要以上に運用の手間がかかったり、ランニングコストが高かったりすることは、
ECサイトを成長させていく上で、リスクとなります。
1年後、3年後と先を見据えた戦略、ターゲットなどから優先となる機能を決め、
そして信頼できる業者であるかどうかを確認し、システムを選定するようにしましょう。


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2010年2月11日

目次

ア行 | カ行 | サ行 | タ行 | ナ行 | ハ行 | マ行 | ヤ行 | ラ行 | ワ行 | 数字

A | B | C | D | E | F | G | H |  I  | J | K | L | M | N | O | P

Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z

【 ア行 】

  • アイトラッキング

ユーザーの視線がWEBサイト上の「どの場所・領域」を、「どのくらいの時間」、「どのような軌跡」
で見て、「どうクリックするか」を計測することです。

見ている場所、見ていない場所、導線が明確になるため、デザインや画面設計の問題点など、
でユーザーインタビューやアクセスログ解析では抽出できない問題点が明らかになるというメリットがあります。


  • アカウンタビリティ

力や権力を持つ人、あるいは企業・行政が、外部のステイクホルダー(利害関係者:企業であれば顧客など、行政であれば管轄地域の住民など)に、自身の行動について事前・事後に説明する責任のことです。


  • アクセスログ解析

アクセスログ解析とは、サイトへの訪問者がどんなキーワードで検索したのか、どのコンテンツを閲覧したのか、訪問時間や滞在時間はどれくらいだったのかなどのアクセスログを解析することによって、ユーザーの動向を分析することです。

たとえば、滞在時間の短かったページは改良の必要があるのではないかといった問題点の発見や、ユーザーの興味関心がどこにあるのかを仮説立てることができるため、サイトの制作に活かすことができます。


  • アップセル

[英名]up-sell

ユーザーが求めている商品やサービスに対し、より価値の高い商品や付加価値の高い商品を
提案・販売促進していくことで、顧客単価の向上を目指す販売アプローチ手法です。

関連用語:クロスセル


  • アドネットワーク

インターネット広告の中で、広告媒体のWebサイトを多数集めて「広告配信ネットワーク」を形成し、その多数のWebサイト上で広告を配信する広告配信手法です。または、そこで形成されたネットワークのことです。

また、ユーザーに対して広告の配信調整が行えることで、PDCAサイクルを十分に回すことができてリスクの少ない広告配信が行えます。


  • アルゴリズム

アルゴリズムとは、物事を進めていくための明確な手順、特に問題を解くための手順のことです。

また、検索エンジンにおいては、アルゴリズムを使い検索エンジンの検索結果に ついて順位付けを行います。順位付けを行う際には、いくつかの要素に基づきページに順位付けを行っています。

その要素が下記となります。
・検索された言葉が出現される回数が多いこと
・被リンク数(バックリンク)が多いこと
・信頼がおける被リンク数(バックリンク)多いこと
・プログラムが綺麗なこと
・内部対策が行えていること


  • アドワーズ

アドワーズとは、Googleが提供するPPC型の広告サービスで、ワードを入力して検索したときに検索結果画面の右サイドに表示されているものです。

宣伝したい内容に応じて、検索ワードを設定することができるため、ある程度絞ったターゲットに対しての効果的な宣伝が可能になります。広告料は、広告をクリックした場合に課金されるようになっており、ワードによって単価は異なります。


  • アービトラージサイト

リスティングにおいて、安いキーワード料金でアクセス数を集め、自サイトの広告などをクリックさせ、高い広告収入を獲得することを目的としてつくられたサイトです。

Yahoo!リスティング広告には、広告出稿者の意図にそぐわないサイトからの流入や、費用対効果に見合わないサイトからの流入を防ぐ機能があります。


  • インサイト

本質的なニーズや深層心理の事です。
弊社で顧客調査をする際は、実在する生のお客さまへの詳細なヒアリン グと、行動調査を行なう事で、お客さまのインサイト(本質的なニーズや深層心 理)を洗い出します。


  • インスペクション

インスペクター(専門家)が商品・サービスを体験し、品質実態を評価することです。
インスペクションは、よくユーザーテストと比較されます。 インスペクションは専門家が評価するのに対し、ユーザーテストは一般消費者が評価することです。


  • インプレッション

WEBサイトに掲載される広告の効果を計る指標の一つです。 また、広告の掲載回数のことで、WEBサイトに訪問者が訪れ、広告が1回表示されることを1インプレッションといいます。

関連用語:インプレッション保証型広告


  • インプレッションシェア

リスティング広告において、広告を掲載する際に予算が足らなかったことが原因で、広告が表示されなかった指標のことを言います。

Google AdWordsでは、インプレッションシェア損失率として、広告を掲載する際に予算が足らなかったことが原因で、広告が表示されなかった割合を調べることが出来ます。


  • インプレッション保証型広告

インターネット広告の課金方式の一つです。広告となる文章や画像などが一定回数表示されるまで広告掲載を行なう方式です。

関連用語:インプレッション


  • エスノグラフィ

インタビューや観察による調査記録をまとめたものです。(行動観察調査)
エスノグラフィは、あえて事前に仮説を立てずに、定性調査を重ねて豊富な情報から仮説を見つけ出すのが特徴です。


  • 閲覧開始ページ

閲覧開始ページとは、サイトを訪れたユーザーが最初に閲覧したページを指します。


【 カ行 】

  • カスタムURL

リスティング広告において、個別に設定したキーワードで、個別のランディングページを指定できることです。

例えば、「 EC コンサルティング」と検索してきたユーザー専用にランディングページを指定できます。広告グループ単位でしか変更できなかった広告文を、キーワード毎に設定出来ます。


  • カテゴリーマネジメント

カテゴリ別に市場動向などを把握し、戦略的・経営的ビジネス単位で管理していくことです。

また、消費者に対する価値を提供する。ということを集中することにより、企業の業績を改善していくことです。


  • 完全一致

検索キーワードを指定するマッチタイプのひとつです。指定したキーワードと訪問者が検索する際に入力したキーワードが完全に一致した場合のみ広告が表示されます。

用例として、キーワードを「コンサルティング」で登録した場合、完全一致では「コンサルティング」と検索された場合しか広告が表示されません。


  • クロスセル

[英名]cross-sell

ある商品の購入者または購入希望者に対して、その商品に関連する別の商品あるいは
組み合わせ商品など、同時に複数の商品購入につなげることを狙う販売手法です。
顧客あたり購買品目数の向上を目指す販売アプローチです。

関連用語:アップセル


  • クリック単価

キーワード広告が1回クリックされるごとに、広告主がサービスを提供している会社に支払う料金です。

例えば、1日の予算を600円、広告のクリック単価が12円とした場合は、一日に50回クリックされるまでは広告が表示されます。


  • 検索エンジン

検索エンジンとは、インターネット上に存在している情報(画像、WEBサイト、NEWSなど)を検索する機能を提供しているシステムのことです。

代表的な検索エンジンとして、Google、Yahoo! Japanや、goo等が有名です。


  • 顧客生涯価値(LTV)

顧客生涯価値(LTV=Life Time Value)とは一度の取引だけではなく、取引開始後に1人の顧客との長期的な関係の上で期待できる取引価格を指します。顧客獲得のためのコストを考えると、既存顧客の維持を目指したほうが効率的であるという考え方から、重要視されています。

近年では、事業計画を立てる際には市場シェアだけでなく、顧客シェアを考慮した上で将来を見据えた計画を立てることが求められるため、この顧客生涯価値がひとつの指標として用いられています。


  • コンバージョン

ウェブサイト上で獲得できる最終的な成果のことを指します。ECサイトであれば商品購入や、情報提供サイトやコミュニティサイトであれば、会員登録などがコンバージョンにあたります。

高額な商品や、法人向けのサービスなど、最終的なゴールまでのハードルが高い場合、資料請求やお問い合わせといった成果がコンバージョンとなります。


  • コンバージョンオプティマイザー

リスティング広告において、コンバージョントラッキングデータを利用して、指定した上限コンバージョン単価の中で最適化を行うことです。

過去のキャンペーンの情報に基づき、広告表示の機会が発生するごとに、自動的に最適なクリック単価を計算して入札調整を行い、最適化を図ります。


  • コンテンツネットワーク

Google アドワーズの広告が表示されるネットワークのひとつです。

検索結果画面に掲載されている検索連動型ではなく、コンテンツ連動型広告が掲載される一般のサイトやブログなどの媒体のことです。


  • コンピテンシー

コンピテンシーとは、能力や適性の意味です。

特定の状況下や、職務において優れた成果・結果を生み出す個人の特性を指していて、人事などの評価基準にもなります。

例えば「知識が豊富」、「失敗が無い」、「企画力に優れている」、「協調性が高い」といった特性などを持ち合わせていることです。


  • コンプライアンス

コンプライアンスとは、企業の事業活動に関わる法令や企業倫理等の遵守(コンプライアンス) により、適正な事業活動をしていくための仕組みをいいます。

人間の体に例えて言えば、暴飲暴食をせず、適度な運動を欠かさない生活習慣を持つのと同じ意味があります。そうすることで、人間であれば、結果的に医療費がかからず、快適な生活を楽しむことができます。会社ならば、適正な業務習慣により、安いコストで安定経営が実現できることになります。


  • コーポレートガバナンス

会社統治や企業統治と訳され、企業が社会や個人のために、どのような活動の方向にあるべきかを示す考え方です。

要素として、下記の5つが存在します。

・経営の透明性、健全性、遵法性の確保

・各ステークホルダーへのアカウンタビリティー(説明責任)の重視・徹底

・迅速かつ適切な情報開示

・経営者並びに各層の経営管理者の責任の明確化

・内部統制の確立


【 サ行 】

  • 最低入札価格

リスティング広告におけるキーワードに対して入札出来る最低価格ラインのことです。これ以下の金額では入札出来ません。

アドワーズの場合だと、キーワードによって金額が異なります。入札時に設定した広告テキストやランディングページとキーワードとの関連性、広告の品質スコアによって決定されるため、広告主によっては同じキーワードでも最低入札価格が違う場合があります。品質スコアの高いキーワードは最低入札価格が低く、入札という点で有利に働きます。


  • サイトマップ

Webサイト内のページ構成を一目でわかるように一覧表示したものです。
ウェブサイトの「総目次」の役割があります。


  • サーチファンネル

リスティング広告において、「顧客がどのようにコンバージョンしたのか」など、コンバージョンに間接的に貢献しているアシストキーワードを特定することです。

コンバージョンが発生時に、どのようなプロセスでコンバージョンに至ったのかを理解することが出来ます。


  • 参照サイト

ユーザーが他サイトに貼っているリンクから目的のサイトなどへアクセスした場合、そのサイトへアクセスできるリンクを貼っていた、他サイトのことを指します。


  • 新規セッション率

新規セッション率とは、サイトに初めて訪問したユーザーの割合を指します。


  • ジツザイ化

[よみ]じつざいか

実際に、実在するお客様の、年齢・性別・実生活の行動パターンを徹底的にヒアリングし、そのユーザーに自社のサイト、競合サイトを利用してもらいます。どの商品を購入し、どのページから離脱するタイミングなどを徹底的に分析した結果をWEBサイトに反映します。

※2010年5月28日(金)『 ジツザイ化 』が商標登録されました。


  • 除外キーワード

広告を表示させないキーワードを指定することです。

例えば「メーカー名 プリンタ」というキーワードを指定する際に、中古の商品を扱っていない場合は、「中古」を除外キーワードに指定します。すると「中古」を含むキーワードで検索した場合、ユーザーの検索結果に広告が表示されないようになります。


  • スクラップアンドビルド

企業において、効率の悪い部門を整理し新たに部門を設けることや、設備などで老朽化したものを一度廃棄し、新しい設備などに置き換えることです。

例えば、小売業界においては、古くなった店舗や小さな店舗を一度閉店します。そして、同じエリア(地域)で売場面積の大きな新店に置き換えたりすることです。


  • ストック・オプション

自社株購入権のことです。
企業が、役員や社員に対して、自社株を(将来の一定期間で)あらかじめ決められた価格(=権利行使価格)で購入する権利を与える制度のことです。
将来、市場株価が向上し権利行使価格を上回っていれば、権利付与者は自社株を購入し市場で売却することで売買利益を得ることが出来ます。


  • ストリーミング広告

ストリーミング広告とは動画をダウンロードしながら再生する広告動画です。 またそれに対して技術基準なども策定されています。

・広告再生中は早送りの機能を使用できないようにする
・広告の最小サイズは300ピクセル×225ピクセルとする
・コンテンツの前に動画を流すプリロール型
・コンテンツの間に流すミッドロール型
・再生時間は最大15秒または30秒以内にする


  • スモールワード

検索数が非常に少ないワードのことです。クリック数、コンバージョン数も少ないが、その分クリック単価も安い傾向のキーワードです。

スモールワードで、コンバージョン数を増やすことが出来ればとても低い顧客獲得単価となり、ロングテールにおいても重要なキーワードとなります。


  • セグメンテーション

ユーザーを、同じ性質ごとにグループ分けをする。 例えば、年齢・男女・興味などでグループ分けを行なうことです。

また、マーケティングにおけるセグメンテーションでは、市場の絞込みを行って効率化をはかることが目的です。


  • セッション

アクセスログ解析においてのセッションとは、ユーザーがサイトを訪れてから、サイトを去るまでのサイト内での行動を表す単位です。

また、30分以上ページが表示されたまま操作しない状態になるとその時点でセッションは切れ閲覧終了とみなされます。再度ページを閲覧した場合(ボタンを押す、リンクを押す、などの操作をした場合)には新しいセッションとしてカウントされます。


  • 損益分岐点

粗利率とコストが等しくなる広告費のことを指し、「粗利益<コスト」なら赤字であり、「粗利益>コスト」なら黒字となります。

例えば、リスティング広告においては、損益分岐点を意識しないと、クリックされればされる程、赤字になるという事態になってしまう可能性があります。


【 タ行 】

  • ダイレクト・マーケティング

ダイレクト・マーケティングとは、従来よりも直接的に個々の消費者に広告・販売をする活動のことです。ダイレクトメールや通販カタログの活用、インターネットマーケティングやテレマーケティングがこれにあたります。

近年では消費者ニーズの多様化・細分化を背景に、従来の単一的なマスマーケティングの対になる概念として普及してきています。


  • 直帰率

サイトに訪問したユーザーが、最初に訪れた1ページを見ただけで、ブラウザを閉じたり、
別サイトに移動してしまう比率のことです。

直帰率の高いページは、訪問者のニーズを満たしていない、ページが分かり難いという
可能性が高い、など問題が生じているという仮説を立てられます。
そのため、サイト改善のポイントを発見する指標として使われることが多いです。


  • テレマーケティング

[よみ]てれまーけてぃんぐ

電話を使って顧客に直接販売することです。 人的販売は大きく外部販売部隊と内部販売部隊に分けることができます。

・外部販売部隊 一般的にセールスパーソンと呼ばれる外勤部隊を指します。

・内部販売部隊 技術サポートとセールスアシスタント、テレマーケターの3つがあります。

テレマーケティングはこの販売部隊の中で、電話に見込み客の開拓や評価を行なうことで外部販売部隊の負担を軽減することを目的とすることです。


  • ディスプレイネットワーク

Google AdWords広告を登録サイトに表示するサービスです。

検索結果画面に表示する検索連動型ではなく、登録したキーワードに関連したWEBページに幅広くAdWords広告を掲載するため、検索をしているユーザーではなく、WEBサイトを閲覧しているユーザーに広告を表示します。

例えば、2010年9月時点では、「食べログ」や「価格.com」などに配信されています。

  • トップ広告枠

Yahoo!やGoogleにおいて、リスティング広告が上部の網掛けに表示される場所をさしています。

トップ広告枠に表示されることにより、クリック率は格段と上がりますが、「上限入札価格」と「広告品質」が高くなければ、トップ広告枠に表示がされないです。


  • トレーサビリティー

[よみ]とれーさびりてぃー

あるものの来歴や行方、所在、構成や内容、変化や変更の履歴など確認できることです。"トレース(追跡)ができること"が原義です。

IT業界においては、要求定義書や仕様書、変更履歴、テストや障害の記録、ソースコード、実装などを相互にひも付け、ある変更や欠陥がどの成果物にどう影響しているかを追跡できることです。


  • ドロップシッピング

[よみ]どろっぷしっぴんぐ

商品(在庫)を持っていなくても、その商品を自由に売れるシステムです。 自身で持っているサイトに、お客様から注文が入れば、メーカーから直接商品を発送する仕組みです。


【 ハ行 】

  • バリューチェーン

どのプロセスに強みがあるか、流れを踏まえて検討をすることです。
事業活動をプロセス(機能)ごとに分けて、各プロセスの強みや、弱みの改善案を検討をすることです。


  • ヒューリスティック

[英名]heuristic

ヒューリスティックとは「経験則」という意味で、ユーザビリティエンジニアや
ユーザインターフェースデザイナーが既知の経験則に照らし合わせて
インターフェースを評価し、ユーザビリティ問題を明らかにする発見的解決法です。

「ニールセンのユーザビリティ10原則」が有名です。


  • ビッグワード

検索数の多い、メジャーなキーワードのことです。検索数が非常に多く、広告コスト、コンバージョンも高い傾向にあります。

入札価格の相場が高いため、広告コストと費用対効果を見極めた運用が必要となります。


  • ピンボック

[英名]PMBOK : Project Management Body of Knowledge

プロジェクトを遂行する際に、スコープ(プロジェクトの目的と範囲)、時間、コスト、品質、人的資源、コミュニケーション、リスク、調達、統合管理、9つの観点で、マネジメントを行なう手法です。


  • 部分一致

検索キーワードを指定するマッチタイプのひとつです。指定したキーワード以外のキーワードが含まれていたり、複数のキーワードが逆であったりしても、広告が表示されます。

用例として、「EC+コンサルティング」を部分一致で登録すると、「ECコンサルティング企業」や「コンサルティング+ WEB+EC」などの検索に対しても、広告が表示されます。


  • フリークエンシー

フリークエンシーとは、広告の視聴頻度のことです。つまり、広告に接触した人が平均で何回見ているか示す値です。リーチの単位が%であるのに対して、フリークエンシーは回数で表示されます。

例えば、リーチを15%、フリークエンシーを6.0回とした場合。
限られたターゲットではあるが、何度も広告を露出できたとして、狭く深い展開となります。

広告への到達効果効率を定量的に表す際は、広告到達の広さを表すのがリーチ、深さを表すのがフリークエンシーです。


  • プロダクトアウト

[英名]Product Out

企業が商品開発・生産・販売活動を行う上で、企業側の都合(論理や思想、感性・思い入れ、技術など)を優先するやり方です。 "作ってから売り方を考える方法"ともいいます。


  • ペルソナ

[英名]persona

自社の顧客層のプロフィールを詳細に設定して、仮想の顧客像を作り上げ、
その"人"に向けて商品開発、宣伝・販促をするマーケティング手法、
または顧客像そのものを指します。価値観や詳細のライフスタイルを盛り込むのが特徴です。

これにより、顧客への効果的なアプローチや、顧客視点での使い勝手や
デザインを追求することができ、顧客の興味の核心をつく訴求が可能になります。

売り手側でも顧客像を共有することで、認識や目標にズレやブレのない
プロジェクトを進行できるメリットもあります。


  • ベンチマーキング

自社のビジネスプロセスの非効率な箇所を改善するために、同じプロセスに関する優良・最高の事例(ベストプラクティス)と比較分析を行う手法です。

ベストプラクティスはベンチマーキングする際に参照とする相手を指します。業務改革を効率的に進めるためには、適切なベストプラクティスを選ぶことが重要です。必ずしも同業他社に限らず、改善したいプロセスで飛躍的な効率を実現していることが求められます。


【 マ行 】

  • マッチタイプ

リスティング広告において、ユーザーの入力したキーワードと入札したキーワードの一致する条件のことで、部分一致完全一致、フレーズの3つがあります。

アドワーズでは、上記の他に「フレーズ一致」というマッチタイプも存在します。


  • マーチャンダイジング

マーチャンダイジングとは、「商品化計画」や「品揃え計画」ということです。 または、「消費者に商品を供給するまでの諸活動」のことです。

マーチャンダイジングは、「5適(ファイブ・ライト)」の実践であるとも言われています。

・最適な商品 (Right Goods)

・最適な時期 (Right Time)

・最適な価格 (Right Price)

・最適な量  (Right Quantity)

・最適な場所 (Right Place)

上記の5つが実践されれば、ロスが排除され、儲かるお店になります。 この5適(ファイブ・ライト)が、マーチャンダイジングにおいて、とても重要なキーワードです。


  • 見込み客

見込み客とは、製品の購入や契約の可能性がある人を意味します。こうした見込み客に効果的なアプローチを行い、顧客に成長させることが売上向上のための要因となります。


  • 見込み客フォロー

見込み客は、そのままでは「購入の可能性がある人」にすぎないため、実際に購入する顧客に変えていく必要があります。この活動を見込み客フォローといいます。

ここで重要となってくるのは、見込み客それぞれにあったアプローチを行うことです。見込み客には興味があるという程度の人から、買おうと決心してタイミングを伺っている人まで様々な状況の人がいます。個々のニーズに合わせて、効果的な提案を行うことも見込み客フォローの活動のひとつです。


  • ミドルワード

ビックワードスモールワードの中間に位置するキーワードです。

例えば、「パソコン」をビックワードとし、パソコンの個別番号をスモールワードとなる場合、「メーカー名+パソコン」や「パソコンのブランド名+パソコン」がミドルワードに相当します。


  • メタタグ

検索エンジンに対して情報を送るhtml記述タグ、そのページの基盤を指定するタグです。

SEO対策として、一般的に
<meta name="keyword" content="keyword1,keyword2,keyword3">
などのhtml記述は、検索エンジンのロボットや、ブラウザへ優位性がある情報として読み取ってもらう効果があります。


【 ヤ行 】

  • ユニークユーザー

指定した期間にサイトを訪問したユーザーが何人だったかを示す言葉です。

ただし、同じユーザーがその期間に何度サイトを訪れても、ユニークユーザー数は1とカウントされますので複数回アクセスしたユーザーをカウントされることはないです


  • ユーザーエクスペリエンス

[英名]user experience

商品やサービスの利用体験を通じて、ユーザーが体感する提供価値(おもてなし) のことです。
例えば、ユーザーがサービスを利用した時の楽しさ、ワクワク感など五感で感じ る体験のことです。


  • ユーザビリティ

[英名]usability

製品やサービスの「使いやすさ」を指します。
どのくらい容易に目的を達成できるか、その製品が持つ機能・性能を
十分に引き出すことができるかといった、ユーザーにとっての有効性、効率性、
満足度を示すものです。

操作性(取り扱いやすさや誤操作の防止)、認知性(直感的な分かりやすさ)、
快適性(心地よさ)、安全性(危険や致命的間違いの防止)などが含まれます


【 ラ行 】

  • リコメンド

[英名]recommend
[別名]レコメンデーション

ユーザーの購買履歴、行動から、好みを分析し、各ユーザーごとに興味のありそうな最適な情報を選択
して表示するサービスのことです。

ユーザーにとっては自分の好む情報に効率よくアクセスできる可能性が高まり、情報を提供する側にとってはユーザーの購買率を高めることができるため、顧客満足の向上と販売促進との双方を兼ねたサービスの手法として、急速に普及しつつあります。オンライン書店amazonが有名です。


  • 離脱ページ

離脱ページとは、サイトを訪れたユーザーが最後に閲覧したページを指します。


  • リピートセッション数

2回以上訪問したユーザーの、期間中(2年間)の訪問回数がリピートセッション数です。


  • リーチ

リーチとは、広告への到達率のことで、広告を見た人の拡がりを示します。リーチの単位は、%で表示されます。必ず100%以下の数値を取ります。

例えば、リーチが80%、フリークエンシー:2.0回とした場合。
回数は少ないが幅広い層に広告を露出できたとして、広く浅い展開となります

広告への到達効果効率を定量的に表す際は、広告到達の広さを表すのがリーチ、深さを表すのがフリークエンシーです。


  • ロングテール

特定の分野の売上上位20%の商品が分野全体の80%の売上を上げるという法則。
縦軸に販売数量、横軸にアイテムを販売数量の多い順に並べたグラフを描いた際に、
恐竜の尻尾のようになることからこう呼ばれます。

また、SEOにおいては、検索エンジンからユーザーを自サイトへ導くには、特定のキーワードでの上位表示が
必須であるため、検索数の多くないキーワードで、より多く上位表示させることにより、
検索エンジンからのアクセス数を増やすことへ繋げることを目的とします。


2010年2月 3日

Webコンサルティングレポート・コラム no.3

制作ガイドラインのメリット
2010年2月3日
Web・EC戦略 コンサルタント 岡本 祐子


◎このコラムで伝えたいこと
  • 制作ガイドラインに沿って作業することで各更新者のスキルに依存しない、
    一貫性と品質を維持したWebページが作成できる。
  • コンサルのノウハウを制作ガイドラインに落とすことで、 成果を出すWebサイトにする。

Webサイトのデザインやユーザビリティの品質は、訪問したユーザーがWebサイトを通じて感じる
企業イメージやユーザーのサイト内の行動に大きく影響を及ぼします。

しかし、Webサイトの更新における問題点として、
・複数の部署/担当者が更新するため、更新者によってデザイン・ライティングの表記が
 バラバラである。
・依頼する制作会社によって、ファイル名やCSSの記述方法が異なる。
というのは、現場でよく聞く話です。

そこで、制作ガイドラインを作成し、ルールに沿って運用することをお勧めします。

お客様はシステム開発会社で数百数の商品・サービスを開発・提供しております。
各商品・サービス紹介ページは、複数の部署の多くの担当者が行っているため、文章の記述方法
から文字量・色使いなど、Webサイト全体が統一されていませんでした。

また、リンクに下線がないデザイン仕様になっているため、リンクがある、ということになかなか
気づいてもらえない、というのがユーザビリティ調査でも判明致しました。

ユーザビリティ調査とは

ほんの些細な部分ですが、これらがユーザーにストレスを与え、離脱してしまう要因ということ
に意外と運営者は気づきにくいものです。

ユーザビリティやアクセシビリティの観点からのご提案も盛り込んで、以下の様な
制作ガイドラインを策定しました。
・大見出し、中見出し、小見出しの使用ルールの統一
・テキストリンクの前に、マーカー(→)を配置
・アイコンパターンの統一
・機能説明のデザインテンプレート
・強調すべき箇所に目がいくような色配置


さらに、単なる制作ガイドラインにとどまらず、多くのWebサイトを改善してきた当社の
『成果をだすWebサイトにするためのノウハウ』も盛り込んでいます。

本件は、「お問い合わせ数を増やす」というのがお客様の最終目的でしたので、実現させる
ために、具体的に以下のライティングのポイントも追記しています。
・キャッチコピーの内容、文字数
・商品/サービス説明の文章の記載内容(他社との違いや、選ばれる理由等)


お客様から、『一貫したデザイン、ユーザビリティ・アクセシビリティ、コンテンツ内容の品質を
継続的に保つことができ、最終目的である「コンバージョン率をあげる」という目的に貢献
できている』、というご感想を頂戴しました。


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2010年2月 2日

Webコンサルティングレポート・コラム no.2

ジツザイ化がサイト改善に有効な理由と、その事例
2010年2月2日
Web・EC戦略 コンサルタント 武内 牧


◎このコラムで伝えたいこと
    ⇒ジツザイ化で得られる効果について。具体的には・・・
  • 購入や申込などのアクションにあたり、ユーザー自身も意識していなかった「心のスイッチ」、
    または購入へのハードル
    を見つけ出すことができる。
  • ユーザーが誰なのか明確なため、言葉遣い、伝えるべき情報、配色、
    フォントの大きさ、導線
    まで、すべて詳細に設計できる。
  • ユーザーを徹底的に知り尽くすことで、運営側もユーザーの気持ちを理解し、
    ユーザー視点を持つことができる

今回は、ジツザイ化で得られる効果について、特にサイト診断に関する部分を、詳しくご紹介致します。

「社内の他部署にサイトをチェックしてもらえば、改善点が見つかるのでは?」
「ユーザビリティのチェック項目表があれば、サイト改善できるのでは?」
「ペルソナとの違いは何か?」

『ジツザイ化』という調査手法について、このような質問、ご意見を頂くことがあります。
結論、社内の声も、ユーザビリティチェックもペルソナも、どれもサイト改善にとって重要です。

しかし、ユーザー(お客様)の生の声を聞くジツザイ化は、自社の人間はもちろん、
ユーザー自身さえも意識していなかった、購入におけるハードルや、
ユーザーが求める心のスイッチ」(インサイト)を見つけ出すことが可能です。

そして、何よりもユーザーを深く知ることで、社内メンバーも、私たちも、
ユーザーの気持ちを理解し、ユーザー視点を持つことが可能になります。

それはその後の競合調査や、自社の強みを確実にユーザーに伝えるための
大きなヒントになるのです。

■1.ジツザイ化とは?

ユーザーの属性・趣味趣向の把握だけでなく、生活分析から、競合との比較の際の
ポイント、購入への背中を押すポイントまでを洗い出す手法となります。

<確認するべきポイント>
  • 顧客は平日と休日、どのような生活をおくっているのか
  • 顧客とそのサービスはどこで出会うのか
  • 顧客は、そのサービスを利用する本当に目的は何か
  • 顧客がWebでどのようにそのサービスを探し、比較し、購入まで、どのような
    ポイントを重要視しているのか
  • 顧客はどのような言葉に反応しているのか

ペルソナとよく似ていると思われるかもしれませんが、ペルソナは複数の
実在するお客様の平均値を抽出した架空のお客様です。
ジツザイ化とは、実在しているお客様の生の声を、そのまま参考にするといった点が違います。

ジツザイ化とは?

■2.ジツザイ化の具体例

ある健康機器のメーカー様のECサイト制作における、ジツザイ化の事例をご紹介します。

<ターゲット>

  • 小さな子供がいる主婦。
  • 生活には比較的余裕があり、きちんと品質を見て買い物をするタイプ。

そこで、ジツザイ化ユーザーとして、以下のお二人に協力して頂きました。

  • 情報収集をしている段階のユーザーAさん
  • そのメーカーのファンであり、インターネットで商品を購入予定のユーザーBさん

<Aさんの場合>
色々なサイトを見た結果、「生協推奨」という商品を扱うサイトで購入しました。

お世辞にもデザイン性が高いとは言えず、購入フォームも使いづらいものでしたので、
ここで買うの?と驚いたのですが、
『どのメーカーもよくわからないし、その中で「生協」というキーワードはとても安心するんです』
と言われました。

これは私たちの目線では、なかなか気づくことができないポイントかもしれません。
初めてその商品を買うときの不安な気持ちまで想像する、ということの重要性を実感した言葉でした。

<Bさんの場合>
既にそのメーカーのファンであるBさんでしたが、ファンであってもメーカーサイトで購入できない、
という結果になりました。

ユーザビリティの悪さももちろん、アフターフォローのわかりにくさや、
付属の消耗品とのセット販売がなかったことが理由でした。

これは、実際にその会社の商品を購入し、使用しているユーザーだからこそわかる
不満であり、ただ第三者がサイトを眺めているだけでは、気付くことが難しいポイントです。

※上記の例はジツザイ化を行った結果の一例であり、実際の例では
「購入できるポイント」「購入出来ないポイント」が多岐にわたりました。

■3.まとめ

今回は、ユーザーにサイトを見てもらう、というジツザイ化の一部の事例紹介でしたが、
それでもサイト改善において、以下の大きな収穫がありました。

  • ユーザー自身も気付いていない、サイトの良い点、悪い点に気づくことができる
  • 自社の良さがきちんと伝わっているか、をチェックできる。
  • 購入という、ゴールに向かうためにクリアすべきハードルが見えてくる。
  • ユーザーが、サイトを見る上で重視するポイントに気づくことができる。
    それによって、競合調査の精度をあげることができる

特に、「購入を検討している」顕在ユーザーは、検索→比較→検討の段階を
クリアしており、あとは小さな改善で売上アップにつながる可能性があります。

また、何かのきっかけがあれば興味、関心を抱く「潜在ユーザー」と、すでに検索段階にある
「情報収集ユーザー」にもジツザイ化は有効です。
この層のジツザイ化については、また別の機会でご紹介させて頂きます。

ユーザーの生の声は宝の山です。

しかし、ただアンケートをとれば生の声が集まる、というものではありません。
ユーザーの人物像を徹底分析し、心の動きを細かくヒアリングしていくことが
「ジツザイ化」の成功に極めて重要です。

次回は、ジツザイ化とペルソナの比較について、ユーザーの徹底分析の例を交えて、
詳しくご紹介致します。


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2010年2月 1日

【 数字 】

  • 3C分析

3C分析とは、自社を取り巻く環境を、以下の3つの視点から分析する方法です。

・ 市場(customer) ・ 競合(competitor) ・ 自社(company)

上記3点を徹底的に洗い出すことで、自社の経営課題や成功要因が見えてきます。


  • 3PL

[よみ]サード パーティー ロジスティクス
[英名]Third Party Logistics

荷物の所有者、または、業務を委託した事業者(荷主)が、第3者であるロジスティクス業者に対して

・顧客へのサービス向上
・物流に関連したコストの削減
・市場競争力の確保

を設定し、物流業務を外部に委託することです。

3PLの業者側には、荷主の物流業務の改善をする提案能力と、荷主と顧客に対し、物に関する情報を、早く正しく伝える為の情報の武装化が求められます。


  • 4P

4PとはProduct(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(プロモーション)の4つのツールを組み合わせてマーケティング戦略においてよりよい効果を目指すことです。簡単に言えば、「何を」「いくらで」「どこで」「どうアピールして売るか」ということです。


  • 404エラー

webサイトにおいて、該当ページ(URL)が見つからないときに表示されるエラーのことです。

該当ページ(URL)が見つからないときは、「 404 Not Found 」と表示されることが多いです。


  • 5W1H

5W1Hとは、文章の構成の基本となる要素で、Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(どうして)といった5つのWに、How(どのように)を加えたものです。一般的に文章やニュース記事などで重要視されますが、これはマーケティングにおいても有効といえます。

5W1Hを活用することで、ターゲットの「購買シーン」や「利用シーン」をイメージしたより効果的な戦略をたてることができます。



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